2023年度
11月レポート
目次：
・子ども達を守る 合同防災訓練
・ころころ小春祭2023～グスコーブドリの思いをつなぐ～
子ども達を守る 合同防災訓練
11月13日（月）午前10時～11時30分
小学生以上
もし大地震が起きて、自分たちがいる建物が危なくなったらどうしよう…？こうした想定で、近所の保育園・幼稚園・小学校のご協力の下、避難先を児童館裏の広場に設定した合同防災訓練を実施しました。
訓練の一週間以上前から関係者でしっかり打ち合わせを行い、避難の仕方を共有、確認。当日の連絡手段も防災無線機を使うこととし、ライフラインに影響が出たという状況で避難を行いました。
それでも実施後の反省会は「通る経路はこれでよかったのか」「避難開始のタイミングは？」など、いろいろな課題が噴出。いつ来るかわからない災害に備え、様々な状況を絶えず考える必要があることを痛感した訓練となりました。
近隣の保育園、幼稚園、小学校と町内会にご協力いただきました
避難してきた保育園・幼稚園の子どもたちには、広場に設置してある防災倉庫の中身を紹介
小学生が到着するまで防災に関する紙芝居の読み聞かせ
ころころ小春祭2023～グスコーブドリの思いをつなぐ～
11月18日（土）午前10時～午後3時
どなたでも
ころころ児童館の秋祭り「小春祭」、宮沢賢治シリーズも4年目となり、今年は防災が年間テーマですので「グスコーブドリ」の登場です。地域で活動している方々が、防災を考えてそれぞれの得意分野で参加してくれました。防災の一歩は、顔見知りになること、自助共助のもとを作ろうという試みでした。
参加して下さった方々と新しい繋がりもでき、「このまちはひとつの家族」に一歩踏み出せました。
風の又三郎が吹き荒れる中、MOこもこ職員による迫力ある太鼓の演奏で開幕しました。
ころころ学童による防災障害物競走では悪路を想定しながら、キャタピラレースや、借り物競争等ゲーム感覚で楽しく行いました。
玉川町トレ友の会による『パプリカ』のダンスの発表！
年齢に関係なく元気な姿を見る事ができました。
楽リラの成田先生のあおぞら体操では、避難所でのエコノミークラス症候群対策をメインとした子どもから大人まで楽しめる体操をしてくれました。
町田消防団第一分団第五部による放水訓練では実際に消防車が来て、空高く水しぶきが上がりました。
子どもたちも団員さんと一緒にホースを持って放水訓練を行いました。
もしもの時の明かりを灯す。ひょうたん大王によるヒョウタンランプの工作では、いろいろな形のヒョウタンをくり抜いて思い思いの柄のランプを作っていました。今回はランプだけでなくキーホルダー作りも行いました。
アトリエまあんのダンボール工作では、机や椅子、コップなど日用品を作りました。どれもクオリティが高く、目を見張るものがありました。参加された方の中には、コップに防水加工して使いたいという声も挙げられ、皆さんとても楽しんでいました。
みほこ先生の新聞紙工作では、「自分だけのスペース作り」を目指し、骨組みから全て紙からできたテントを作り、自分だけの秘密基地を作って楽しそうに遊んでいました。
絵画教室たいようによる『創造と破かいと再生と』というテーマで行いました。災害で大切なものが壊れても、希望を忘れずに前に進もうというの願いが込められた作品となりました。失ったものは元には戻らないけれど、姿形を変えて、別のものに生まれ変わることはできます。絵を描いて、破って、別の絵として再生することで、こういった気持ちを少しでも体験できたかと思います。
今年は玉川大学の学生も参加してくれました。
防災クイズと一枚の大きな絵を完成させました。防災が起きたらどんな心構えが必要か、どんなことが大切なのかを子ども達にも分かりやすく楽しく知ることができる場となりました。
子ども委員会では南大谷子どもクラブが防災食のおふるまいでアルファ化米の無料配布、ころころ児童館では水消火器の的当て、そして来場した人へ挨拶をして回る挨拶隊を行いました。
防災食のおふるまいは大好評、「想像していたよりずっと美味しかった」と、予定より早く目標の２００食を配布しました。
水消火器の的当てでは子ども委員会のメンバーが事前に使い方を身につけ、来てくれる方々にどのように伝えるかを考えて話していました。当日は案内役、呼び込み、的の設置担当など、自分たちで声を掛けながら役割分担をして、頑張ってくれました。終了間際には消防団の方々と一緒に、改めて「消火訓練」も行うことができました。
他にも多くの団体に参加していただき、参加して下さった方々と新しい繋がりもでき、「このまちはひとつの家族」に一歩踏み出せました。また来年度も進化した小春祭をお楽しみに！